カブトムシの話〜卵から成虫までのうちのお世話の記録〜

昨年の夏に子どもがカブトムシを捕まえ、飼育する事になりました💧

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オスとメスを同じカゴに入れていたので、卵を産むかもと思い、あらかじめ幼虫が食べられる土の上で飼育していました。

 

秋になり、カブトムシが居なくなった後もしばらくは片付けずにそのままにしていました。

するとある日、小さい幼虫がモゾモゾしているのを見つけました。

やっぱりいたかーσ(^_^;)という感じです。

生まれたてのチビはなんでも可愛いのですが、この後のお世話を考えると、素直にやったー♪とも言えません。

子どもに元の場所に戻すかい?と聞いてみたところ、即座にN o!と言われてしまったので、予感通り、幼虫の飼育がスタートする事になりました。

 

生まれた幼虫を全部育て上げようとすると、大変な規模になるので、成虫を飼っていたプラケース(40cmくらい)の範囲で育ててみる事にしました。

 

だいぶズボラにお世話していましたが、つい先日、カブトムシが成虫になって土から出てきました!

そして、今では3匹の成虫(オス1匹、メス2匹)が飼育ケース内をゴソゴソ動き回っています。

 

初めての経験でしたが、何とか3匹だけでも成虫にしてあげられたので、良かったです。

 

プラケースひとつだけでも成虫にまで育てられる事がわかったので、最低限のお世話の仕方として報告したいと思います。

 

※ 途中で幼虫・サナギの写真があります。苦手な方は気を付けてください。

 

 目次

 

 

ますば産卵から。

 

卵を産ませたい場合、元気なオスとメスを1匹ずつ同じケースに1週間くらいいれておけば、結構な確率でメスが卵を産みます。

ここで大事なのは、オスとメスを一緒にする時に土を最初から幼虫用のマットにしておく事です。そうすれば、メスがいつ産卵しても慌てることなく、放っておけます。土の量は多めにしておきます。

あと、大切なのがケースの置き場所です。炎天下に置きっぱなしでは死んでしまうので、涼しい日陰か玄関の中がいいです。玄関内の様な環境の場所なら、冬もそのままの場所で大丈夫だし、お世話も忘れません。ちょうどいい置き場所探しが一番大事で難しいかもしれませんね💧

 

 

幼虫のお世話

 

1ヶ月ぐらいすると、卵から孵った幼虫がマットを食べて少し大きくなり、動き回る様になります。

丸まった状態で1〜2cm程度まで大きくなったら、外でケースごと土をひっくり返します。空になったケースに新しい幼虫用マットを用意します。清潔なスプーンで幼虫を探して古いマットから取り出します。チビ幼虫は手で触らないようにスプーンで新しいマットにそのままポイポイ入れます。幼虫は勝手に潜っていきます。

ただし、新しいマットを入れる時も、普段も、霧吹きでマットをしっかりと湿らせ、一度握ってから手を開いた時に土が崩れない程度に湿らせておくのは忘れないでください。これだけは最初から最後まで頑張ってくださいね。

 

その後は、マットの湿り気には注意して乾燥していたら霧吹きで湿らせて下さい。後はしばらく様子を見ながら放っておき、ウンチばっかりで食べる所なさそうだなあと可哀想になったらマットを交換します。時間がなかったらとりあえず、追加で上にマットを入れたこともよくあります。ひどい時は何回か追加だけでしのぎました💧

 

そうこうしているうちに、冬になります。

冬は活動していないようなので、マットもあまり汚れません。霧吹きだけたまにやります。

 

すると春になります。

モゾモゾ活動を始めます。そうしたらすぐに新しいマットと交換してあげます。活動が活発になって少し経つと、サナギになってしまいます。うちはサナギになる前に綺麗なマットと交換してちゃんと蛹室(ようしつ : サナギの部屋)が作れる様にしてあげないと!と思っていながら中々出来ずにいたら、冬のボロボロマットと時間稼ぎに上から追加したマットという悪い状態の中でサナギになってしまいました💧

なので、活発に動き出したら、すぐにサナギになれる体制を整えてあげてください。

 

 

サナギの時期

 

霧吹きだけでそっとしておきます。

 

うちの幼虫が蛹室を作った時の様子です。

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まだサナギにはなっていませんね。

ケースを壁につけていたら、暗かったおかげで、ケースの壁を利用して蛹室を作ってくれました。

中の様子が見えます。


他の壁際でも蛹室を作っていました。

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この子はすでにサナギになっている様です。

この写真を撮るためにケースを動かしたところ、明るくてびっくりしたのか、揺れてびっくりしたのかわかりませんが、急にガタガタと結構な勢いで動き出し、ちょっと怖かったです(;_;)

 

サナギになる前の時期にケースの周りを囲ってあげると、端っこに蛹室を作ってくれるので、観察できて楽しく、様子がわかって便利だと思います。ただし、嬉しくなって揺らしたりしない様に気をつけてくださいね。

(幼虫を育てている時期でも、周りを囲っておくと端っこに来てくれるので、幼虫の様子がよく見えます。少し見ない間に大きくなっていたりして子どもも喜びます。)

 

 

羽化〜成虫

 

気になりますが、霧吹きだけでそっとしておきます。そのうち勝手にでてきます。^_^

出てきたら餌をあげてください。

 

ついに成虫になったうちのオスです。

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出てきたばかりのメスです。

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元気に動きまわっています。

 

こんな感じのお世話をしていたら、そんなに手をかけずに卵から成虫に育てる事ができました。

ちゃんと育てている方からすると手を抜き過ぎかも知れませんが、一部でも成虫にでき、子どもにも命がつながっている事を見せられたので、良かったと思います。

 

 

最後に

 

なぜこんな手抜きお世話をわざわざ記事にしたかというと、そんなにキッチリしなくても育てられるので、興味があったら育てて見て欲しいなと思ったからです。

これからカブトムシを捕まえたり、もらったりする機会があると思いますが、怖がらずにぜひ飼育してみて下さい。

きっと貴重な経験になりますよ。

こんな事を一緒にできるのは数年間だけですから。

 

あと、うちの場合ですが、幼虫の時期にずーっとお世話を続けるのはやっぱり無理があるので、霧吹きは気づいた時に子どもには何も言わずに率先して親がやり、たまに子どもにもやらせる。マットがやばいと思ったら親がとりあえずドサッと足しておき、全交換だけ一緒にやる。そんな感じでやっていました。

 

幼虫が急に大きくなっていてびっくりしたり、思ったより動いたり、サナギになったり、成虫になって出てきたりとカブトムシを育てているとびっくりがいっぱいで、その度にわあーっ!♪と目を輝かせている子どもの顔が見られるのは親にとっても幸せな事でした。

 

親子の楽しい時間大切にして下さいね。

 

 

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