「セダム・プロリフェラ」の流通名の混乱っぷりに驚いた話。
「セダム・プロリフェラ」を植え替える事にしました。
ちょうどいいので、1株取り出して寄せ植えを作ろうと思います。
うちに「セダム・プロリフェラ」として来た多肉植物はこんな感じの株です。
可愛いですよね~♡
人気がある多肉植物のようです。
その前に、ちょうどいい機会だからちょっと調べてみようかな?という軽い気持ちで、「セダム・プロリフェラ」について調べ始めました。
すると、流通名で色々と混乱があるようです。
しかもかなりぐちゃぐちゃになっています💦
なんだこれ?
? ? (・・?) ? ? ?
という事で、今回は色々調べた結果の、私なりの解釈をまとめて報告したいと思います。
目次
調査結果と私の解釈
「セダム・プロリフェラ」という名前
昔は「セダム・プロリフェラ」で流通していましたが、ある時、エケベリアに転属したようです。
その時に改名して、
「エケベリア・プロリフィカ」となったようです。
なので、今は「セダム・プロリフェラ」ではなく、「エケベリア・プロリフィカ」が、より正式な名前なのだと思います。
なので、これからこの記事の中では、「エケベリア・プロリフィカ」で統一します。
「エケベリア・プロリフェラ」?
そして、さらに混乱することに、
「エケベリア・プロリフェラ」
という混ぜ合わせたかの様な名前で流通している多肉植物がいくつか存在するようです。
これが混乱の元のようなんですが、
正式に存在するのは、
「エケベリア・アガボイデス 'プロリフェラ'」という多肉植物のようです。
これは、本来は「エケベリア・プロリフィカ」とは違う種類なのですが、名前が紛らわしいので、「アガボイデス 」を抜いた「エケベリア・'プロリフェラ'」という名前がひとり歩きし、「エケベリア・プロリフィカ」の別名の様に使われてしまったようです。
確かに、「エケベリア・プロリフィカ」の事を「プロリフェラ」と呼んでいた人からすれば、転属して「エケベリア・プロリフィカ」に名前が変わったと聞いても「プロリフィカ」とは呼ばないですよね💧
巻き込まれた「リトルビューティー」?
そして、見た目が「エケベリア・アガボイデス 'プロリフェラ'」に雰囲気が似ていた「リトルビューティー」もその混乱に巻き込まれたのか、「エケベリア・プロリフェラ」として「リトルビューティー」が流通してしまっている事もあるようです。
いやー、かなりの混乱ぶりですよね💧
σ(^_^;)
間違った通説?
混乱が続いて訳がわからなくなっている今、
「プロリフェラ」には2種類あって、セダムとエケベリアらしい。
という認識が結構一般的になっているようですが、
どうも、そんな単純な事ではなく、かなりゴチャゴチャになっているというのが、私の今の見解です。
整理します。
私の所に「セダム・プロリフェラ」としてやってきた多肉植物は、
ある時に『転属&改名』した結果、
「エケベリア・プロリフィカ」という名前になった多肉植物のようです。
そして、昔の名前が今も流通名として使われているようです。
なので、「セダム・プロリフェラ」と「エケべリア・プロリフィカ」は同種だと思われます。
「エケベリア・アガボイデス 'プロリフェラ'」という似た名前の多肉植物が実際に存在していて、
「リトルビューティー(セダム属やグラプトセダム属と言われているが、正式には正体不明)」と特徴が似ていたことから、
「エケべリア・プロリフィカ」だけでなく、「リトルビューティー」も「エケベリア・プロリフェラ」という名前で流通してしまうことがあるようです。
このように複数の似た名前や特徴をもった多肉植物が流通名の混乱に巻き込まれ、訳がわからない事になっているようです。
私の最終的な見解はこんな感じです。
(あくまでも私の解釈です。)
この混乱っぷりが、さすが多肉植物という感じですね。
では改めて、
「エケベリア・プロリフィカ」の特徴や育て方
学名
エケベリア・プロリフィカ
Echeveria prolifica
脇芽を出して群生します。
挿し芽、葉挿しで簡単に増やせます。
直射日光の当たる明るい風通しの良い所で育てます。
寒さには強いです。
春に黄色い花を咲かせます。
紅葉の季節にはピンク色に色づきます。
今回は寄せ植えの紹介をしようと思っていたんですが、長くなってしまったので、次回にします。
お付き合いいただきありがとうございます😊
参考文献
↑↑プロリフィカの転属と改名の事、
プロリフェラとはアガボイデス'プロリフェラ'である事が載っています。
興味がある方は必読です。
いつも参考にさせていただいています。↓
多肉図鑑 PUKUBOOK(プクブック) ―「好き」が見つかる多肉植物図鑑